江戸時代の囲碁棋士、井上幻庵のお話です。
本因坊丈和との名人争いをはじめとして、
とにかく囲碁を趣味とする人には、
夢中になること間違いなしの小説です。
なんですが・・・
いかんせん、囲碁ですのでジミジミなんよね~。
ハネた瞬間のスベリが大妙手であった・・・
とか言われてもね~
意味わからんよね~みたいな・・・
というわけでこの本の女子にむける
おすすめポイント。
その1
江戸時代の囲碁棋士は僧侶になる必要があった!
剃髪、袈裟好きの女子にはたまらないポイントでしょう。
女人禁制っぽいところはなんともいえません。
でも、実は結婚してもよかったという、
なんちゃって僧侶ですが。
その2
弟子を幼少の頃から育て上げる!
紫の上なんかを連想したアナタは、
別に気になさる必要はありません。
吐血した弟子に先立たれた幻庵は、
光源氏そのものです。
その3
激しい頭脳戦!
囲碁はやっぱり頭を使うゲームですので、
インテリ男子ってことですよ。
勝負の最中に、ときどきお互いの顔を、
ちらっと見るんですよね。
インテリ男子のチラ見はなかなかのポイントですよね。
というわけで、興味をもったアナタは、
ぜひ手にとってみてください。
ちなみにぼくは囲碁を趣味にしてますし、
ときどき小指が立ってるらしいんですが、
いちおう大丈夫です。