項羽と劉邦(司馬遼太郎)
「項羽と劉邦」は、
秦が滅びて、漢王朝が建国されるまでの
二人の英雄の話です。
司馬遼太郎が書いたこの歴史小説を、
もう二十回は読んでいます。
この戦いの結果、
中国の一地方に過ぎなかった
漢という地域名は王朝名となり、
中国そのものを代表する文字となったのでした。
韓信が劉邦に語った、
「閣下は将に将たる器です。」
というセリフは、あまりに深すぎて、
初めて読んだときに中学生だった自分は、
(このまま、中学生なぞしていていいのか!)
とさえ思ったのですが、思い起こせば、
きちんと中学生をしていてよかったようです。
というわけで、ありきたりな日常に飽きた、
司馬遼太郎ファンの女性は是非読んでみて下さい。