ピルの種類
ピルの種類
ジャスミンレディースクリニックでは、低用量ピルの処方・ピル外来に対応する婦人科専門クリニックとして、渋谷・新宿・池袋・東京・大宮・横浜の各院で生理痛の緩和や避妊など、目的に合わせたピルの選択をサポートしています。
本記事では、ピルの種類について説明します。
ピルの開発
ピルは1960年にアメリカで使用され始め、今も様々な製品が開発されています。製品によって良いところもあれば、欠点もあります。
ピルの性質を決めるのは、ホルモンの種類と量、飲み方、自費と保険の違いです。
ピルの特徴
いろんな種類のピルがありますが、おおまかな特徴をご説明します。効果の出方は個人差があるため、試してご自分に合うか判断していくことになります。
ピルの種類
トリキュラー・アンジュ・ラベルフィーユ
避妊ができます。
不正出血(生理じゃない時に血が出る副作用)が起きにくいです。
※当院ではアンジュの取り扱いはありません
マーベロン・ファボワール
避妊ができます。
ニキビ・PMS・生理痛に効きやすいです。
フリウェルULD =ルナベルのジェネリック
生理の量を減らして、とても生理痛を軽くします。
一番リーズナブルなピルです(他のピルのおよそ半額くらい)。
※先発品のルナベルをご希望の方は、処方箋でお出しできます。
ジェミーナ
生理の量を減らして、とても生理痛を軽くします。
さらに、生理の回数を減らせます(最長で77日に1回)。
ドロエチ =ヤーズのジェネリック
生理の量を減らして、生理痛をとても軽くします。
ニキビ・PMSにも効きやすいです。
人によっては性欲・やる気が減退する場合があるかもしれません。
※先発品のヤーズをご希望の方は、処方箋でお出しできます。
ヤーズフレックス
生理の量を減らして、生理痛をとても軽くします。
さらに、生理の回数を減らせます(最長で120日に1回)。
ニキビ・PMSにも効きやすいです。
人によっては性欲・やる気が減退する場合があるかもしれません。
アリッサ
生理の量が減って、生理痛をとても軽くします。
ニキビ・PMSに効きやすいです。
人によっては性欲・やる気が減退する場合があるかもしれません。
国内初の天然型卵胞ホルモンを使用し、低用量ピルの中では、血栓症や乳がんのリスクが少ない可能性が示唆されています。
ホルモンの種類による違い
ピルは製品によって含まれている「黄体ホルモン剤」が異なります。その違いによる効果や副作用についてご説明します。
ノルエチステロン
第一世代の黄体ホルモン
ルナベル・フリウェルで使われています
可もなく不可もない作用
男性ホルモン作用は真ん中くらい
血栓症リスクも真ん中くらい
ノルゲストレル
第二世代の黄体ホルモン
トリキュラー・アンジュ・ラベルフィーユ・ジェミーナで使われています
ピルの内服でやる気や性欲が減退してしまう人にはいいかも
男性ホルモン作用あり
血栓症リスクは一番低いとされています
デソゲステロル
第3世代の黄体ホルモン
マーベロン・ファボワールで使われています
ニキビの人にオススメ
男性ホルモン作用は低めです
血栓症リスクは普通
ドロスピレノン
第四世代の黄体ホルモン
ドロエチ・ヤーズフレックス・アリッサで使われています
ニキビの人にオススメ
男性ホルモン作用を抑えます
血栓症リスクは他のものよりも高いようです
低用量ピルと超低用量ピル
ピルに含まれている、卵胞ホルモンが血栓症や頭痛などの注意すべき副作用の原因になっています。
このホルモンをできるだけ少なくした方が副作用のためにはいいので、ちょっとずつ少なくなっていき、現在使われている低用量ピルの量に落ち着きました。
それよりもさらに量が少なくなったのが、超低用量ピルですね。日本では原則保険診療で処方するピルだけが超低用量のピルになります。生理の量と副作用が少なくなるのは大きなメリットですね。でも出血が多いのが難点です。
※卵胞ホルモンを全く含まないミニピルもあります。ミニピルは血栓症のリスクが非常に少なく、喫煙する方や頭痛持ちの方も安心して飲むことができます。
自費と保険の違い
ピルはもともと避妊目的のお薬でしたが、生理痛や子宮内膜症にも効果があります。
このため、日本では治療薬として認可されました。
保険のピルのメリット
副作用が少なく、生理痛に効果の高い超低用量ピルは保険のピルだけ。
ニキビとPMSに効果的なドロエチや、ピルの中でもリーズナブルなフリウェルは保険処方のみ。
保険のピルのデメリット
病院によっては、調剤薬局でお薬をもらう必要があったり、定期的な検診が必要な場合があります。(当院では院内処方でお出しできます)
種類によっては、自費のピルよりお値段が高くなるものがあります。
処方上限があるため、3ヶ月毎の受診が必要です。
1相性と3相性
ホルモンの量がずっと一定の1相性。
時期によって少しずつ量が 変わるのが3相性です。
ほとんどのピルは1相性でホルモン量が変化しません。ラベルフィーユやトリキュラーはホルモン量がちょっとずつ増えていきます。なんのために量が増えるかというと不正出血を減らすためです。ホルモン量が多いほど出血しにくくなりますが、副作用も起きやすくなります。前半を少なめにして後半を多めにすることで、全体のホルモン量は増やさずに出血しにくいようにしているのです。
出血しにくいことは利点なのですが、予定に合わせて生理の時期を移動するには不向きという欠点があります。
周期的な内服と長期内服
ピルの内服は基本的に3週間飲んで、1週間休む、28日(4週間)周期です。だけど生理を1ヶ月に 1度必ず起こす必要はありません。日本ではヤーズフレックスとジェミーナが長期内服できるピルです。 ヤーズフレックスはおよそ4ヶ月、ジェミーナはおよそ3ヶ月まで内服することが可能です。生理痛がひどい人にとっては生理がこなくていいのでラクですね。
実は他のピルでも一時的になら多少長めに飲んでもかまいません。1相性であれば延長して飲むことで生理の時期を簡単にずらせますし、生理の回数も減らせます。
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